【鳥取】山頂が工事中だった大山(弥山)。ダイセンキャラボクと落石の音

2019年11月23日、鳥取県の大山(だいせん)に登ってきました。大阪を朝4時30分に出て、登山口に9時30分着。6.9km、6時間12分です。

中国地方の最高峰です。来る途中は霧だらけで天気が心配でしたが、着いたら絶好の晴れでした。

目次

この日の注意点(2019年11月時点の話です)

この日は頂上避難小屋が改築工事中で、山頂の一部が立入禁止になっていました。弥山の標柱まで行って、その先へは進めませんでした。

この工事は2020年11月5日に完成記念式典が行われています大山自然歴史館「頂上避難小屋の改修が終わりました」)。2階の増床で収容人数が150人になり、トイレも男女別・洋式になったそうです。いまは工事は終わっていますが、大山は状況が変わりやすい山なので、行く前に最新の情報を確認してください。

もうひとつ。大山の最高点は剣ヶ峰ですが、そこへの縦走路は稜線が両サイドとも崩落していて通行が禁止されていますWikipedia「大山 (鳥取県)」)。一般に頂上とされているのは第二峰の弥山(みせん、1,709m)です。

コースデータ

大山・弥山(1,709m)
場所鳥取県西伯郡大山町
日付2019年11月23日(土)
ルート南光河原駐車場〜夏山登山道〜六合目避難小屋〜大山(弥山)〜大山頂上避難小屋〜行者谷〜行者登山口〜大神山神社奥宮〜大神山神社〜大山寺
距離6.9km
のぼり/くだり961m/936m
行動時間6時間12分(9:31〜15:43/休憩1時間18分)
コース定数21(ふつう)/標準タイム5時間17分
消費カロリー1,537kcal
天気晴れ(雪あり)
アクセス車(大阪を4:30発、登山口9:30着)
Download file: withmountain_20191123.gpx

距離6.9kmに対してのぼり961m。短いぶん、ずっと登ります。

最初はひたすら階段です

道路脇に立つ古い木の標柱。縦書きで「大山夏山登山道」と彫られている
「大山夏山登山道」の標柱

9時31分、南光河原駐車場からスタート。

最初は階段ばかりで、景色も開けません。淡々と歩きます。

10時40分、六合目避難小屋。ここまでで約1時間10分です。

稜線の途中から見下ろす景色。低い丘の向こうに日本海が広がり、空は真っ青
日本海がパァーッと出てきました

登るにつれて植生が変わっていきます。木が低くなって、視界が開けて、日本海がパァーッと出てきました。

ワァー、と声が出ました。

隠岐の島までは見えませんでしたが、上空は快晴で、とにかく気持ちがよかったです。

鋭く切れ落ちた岩の稜線。手前の斜面は崩れた岩肌がむき出しで、一部に雪が残っている
これが大山の稜線です

そしてこの稜線です。

両側が削られて、刃物みたいになっています。大山はデイサイト質の成層火山で、最新の活動は約2万800年前とされています(Wikipedia「大山 (鳥取県)」)。崩れやすい山なのです。

剣ヶ峰への縦走路が通行禁止になっているのも、この崩落が理由です。

8合目あたりからが、大山でした

低い灌木の間を抜ける木道。板が階段状に続き、その先の稜線まで道が伸びている
木道になります

8合目あたりから木道になります。そして、両側が一面これになります。

山頂付近の緩やかな斜面を、濃い緑の低木が絨毯のように覆っている。その向こうに日本海と青空
ダイセンキャラボクの群生。圧巻でした

ダイセンキャラボクの群生です。

背の低い濃い緑の木が、山頂付近を絨毯のように覆っています。この純林は国の特別天然記念物に指定されていますWikipedia「大山 (鳥取県)」)。

これが大山か、と思い知りました。木道が整備されているのは、この植生を踏まないためです。

木道の先に白い雲がわき上がっている。道は雲の中へ消えていくように見える
雲が上がってきていました
太陽が高く輝き、その下に雲海が水平に広がっている。手前は山の斜面のシルエット
雲海の上に出ました
雲海を背に、稜線の上で両手を広げて立つ登山者
気持ちのいい場所でした

11時39分、大山(弥山)

頂上は工事中でした

足場が組まれた工事中の建物。手前にロープが張られ、赤い字の「立入禁止」の貼り紙が下がっている
「工事中 関係者以外立入禁止」

頂上まで行けると思っていたら、手前の避難小屋の工事で立入禁止になっていました。残念です。

足場が組まれ、資材が積まれ、ロープが張られていました。これは仕方がありません。

避難小屋の前の広場でごはんを食べました。天気が良くて景色も良かったので、結局、満足でした。

行者谷の落石の音

12時55分、下山開始。帰りは行者谷を通るルートにしました。

行きの夏山登山道より長いのですが、傾斜が緩やかで、景色も違います。良い道でした。

ただ、ここで印象に残ったのは音です。

上から落ちてくる石が、ゴロゴロゴロと絶え間なく音を立てていました。怖くもあり、新鮮でもあり。大山ならではだなあ、と感じました。

YAMAPのこの記録にも「落石注意」のタグが付いています。崩れやすい山だということが、音で分かります。

下山後に見上げた大山の岩壁。木立の向こうに崩れた岩肌の稜線がそびえ、手前は石垣と建物
下から見上げると、こうです

思いがけず、大神山神社奥宮に出ました

大きな木造の社殿。反り返った屋根と細かい装飾があり、正面に注連縄が張られている
大神山神社奥宮。立派でした

15時4分、大神山神社奥宮。思いもよらず出てきました。

ここがすごい場所でした。

  • 本殿・幣殿・拝殿が国指定の重要文化財
  • 国内最大の権現造
  • 参道の長さが約700mで、我が国最長

神門は「逆門」と呼ばれています。もともと大山寺本坊西楽院の表門だったもので、1875年に寺から神社へ引き渡され、この奥宮の門に移されました。そのときそのまま移築したので、後ろ向きになっているとのこと。扉の閂が外側に付いているので「逆門」です(鳥取大山観光ガイド「大神山神社奥宮」)。

お参りをしました。

そして、登っている途中でたまに聞こえていた鐘の音は、ここから聞こえていたのかと分かりました。自分でもひとつ突かせてもらいました。ゴォーン。

15時32分に大山寺、15時43分にゴール。

大山は古くから信仰の山で、山腹の大山寺は真言宗の信仰地として栄えました。見る方角によっては「伯耆富士」「出雲富士」と呼ばれます。

紅葉はかなり散っていましたが、深く色づいた葉も残っていて、紅葉狩りも楽しめました。

6.9kmに、全部入っていました

距離は6.9km。数字だけ見れば短い山です。

その中に、階段の樹林帯、日本海の眺め、崩れた稜線、特別天然記念物の群生、雲海、工事中の山頂、落石の音、国内最大の権現造が入っていました。中国地方の最高峰は、密度が高いです。

次はユートピア小屋まで続くユートピアルートを歩いてみたいです。

まとめ

  • 2019年11月23日、南光河原駐車場から夏山登山道で大山(弥山・1,709m)へ。下りは行者谷経由で6.9km、6時間12分、のぼり961m
  • 大山は鳥取県および中国地方の最高峰。日本百名山、日本百景、大山隠岐国立公園
  • 最高点は剣ヶ峰ですが、稜線が両側とも崩落していて縦走路は通行禁止。頂上とされているのは第二峰の弥山です
  • 山頂付近のダイセンキャラボクの純林は国の特別天然記念物
  • この日は頂上避難小屋の改築工事で山頂の一部が立入禁止でした(2019年11月時点)。工事は2020年11月5日に完成しています
  • 行者谷では落石の音が絶え間なく聞こえました。YAMAPのタグにも「落石注意」が付いています
  • 大神山神社奥宮は本殿・幣殿・拝殿が国指定重要文化財。国内最大の権現造で、参道約700mは我が国最長です

YAMAP記事はコチラ

大山(弥山)登山!-2019-11-23 / 山走男さんの大山(弥山)の活動データ | YAMAP / ヤマップ

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