【長野・山梨】3,033mの「南アルプスの女王」へ。ライチョウとオコジョとカモシカに会った日

2019年10月10日、会社の人と南アルプスの仙丈ヶ岳(せんじょうがたけ、3,033m)に登ってきました。北沢峠から周回で9.4km、7時間47分です。

初めての南アルプスでした。そして、雲ひとつない快晴でした。

目次

コースデータ

仙丈ヶ岳(3,033m)/小仙丈ヶ岳
場所長野県伊那市〜山梨県南アルプス市
日付2019年10月10日(木) ※前日10月9日に北沢峠入り
ルート北沢峠〜小仙丈ヶ岳〜仙丈ヶ岳〜仙丈小屋〜馬ノ背ヒュッテ〜薮沢小屋〜北沢峠(周回)
距離9.4km
のぼり/くだり1,133m/1,129m
行動時間7時間47分(5:39〜13:27/休憩2時間23分)
コース定数25(きつい)/標準タイム6時間23分
消費カロリー1,792kcal
天気快晴
人数2〜5人(会社の人と)
宿泊北沢峠こもれび山荘
Download file: withmountain_20191010.gpx

休憩が2時間23分もあります。景色が良すぎて、あちこちで止まっていました。

北沢峠までは、バスでしか行けません

山あいに建つ木造の南アルプス林道バスのりば。青空の下、前に駐車スペースが広がっている
南アルプス林道バスのりば

まず、北沢峠への行き方です。

北沢峠(2,032m)はマイカー規制により一般車両の通行が通年禁止されています。駐車場に車を停めて、路線バス(南アルプス林道バス)かタクシーに乗り換えます。このバスは季節運行です。山梨県南アルプス市と長野県伊那市の境にある峠で、甲斐駒ヶ岳と仙丈ヶ岳の登山拠点になっています(Wikipedia「北沢峠」)。

行く前に運行期間と時刻を必ず確認してください。

切り立った岩壁の途中に一頭のカモシカが立っている。周りは草と低木
林道の途中でカモシカに会いました

林道の途中、岩壁の上にカモシカがいました。ニホンカモシカは国の特別天然記念物です。着く前からこれです。

緑と灰色の屋根の山小屋。木立に囲まれ、前に登山者が数人立っている
北沢峠こもれび山荘

10月9日、北沢峠こもれび山荘に入りました。ここに泊まって、翌朝から登ります。

山荘の方に「こんな天気は珍しい」と言われました。10月9日も10日も、雲ひとつない快晴だったのです。

5時39分、暗いうちに出発

10月10日、5時39分に北沢峠を出発。

登山道の斜面一面に、細い霜柱が地面から無数に立ち上がっている
霜柱。10月でもこれです

登り始めてすぐ、地面が霜柱だらけでした。10月10日です。標高2,000mを超えると、もうこうなります。

朝の稜線から見渡す山並み。手前の尾根がシルエットになり、奥まで山が重なっている。空は澄んだ青
朝の空気が澄んでいました

登るにつれて視界が開けます。

連なる山の稜線の向こう、雲海の上に富士山がくっきりと姿を現している
富士山がはっきり見えました

富士山です。

雲海の上に、あの形がくっきり出ていました。7時51分の撮影です。

7時52分、小仙丈ヶ岳。ここで21分休みました。景色が良すぎて動けません。

ライチョウに会いました

ハイマツの根元にうずくまる一羽のライチョウ。白と黒と茶のまだら模様の羽をしている
ライチョウ。羽が変わりかけです

ハイマツの根元にライチョウがいました。

羽の色が白と黒と茶のまだらです。ライチョウは夏羽が白・黒・茶の斑模様で、冬羽は尾を除き全身白色になります。10月なので、ちょうど変わりかけの時期でした。

ライチョウは大正12年に国の特別天然記念物に指定され、平成5年に種の保存法にもとづく国内希少野生動植物種にもなっています。1980年代には約3,000羽と推定されていましたが、2000年代には2,000羽弱に減少したとされます。現在の分布域は頸城山塊、北アルプス、乗鞍岳、御嶽山、そして南アルプスです(環境省「ライチョウ」)。

この日はオコジョも姿を見せてくれました。写真は撮れませんでしたが。

カモシカ、ライチョウ、オコジョ。1泊2日で3種類です。

仙丈ヶ岳、3,033m

9時11分、仙丈ヶ岳(3,033m)

山頂からは北アルプスも富士山もはっきり見えました。自然の雄大さ、という言葉が素直に出てきます。

仙丈ヶ岳は長野県伊那市と山梨県南アルプス市にまたがる山で、女性的ななだらかな山容から「南アルプスの女王」と呼ばれます。山には東側に小仙丈沢カール、北側に藪沢カール、南東側に大仙丈沢カールという3つのカール(氷河が削った地形)があります。日本百名山、新日本百名山、花の百名山、新・花の百名山、山梨百名山、信州百名山に選定されていて、南アルプス国立公園の赤石山脈北部に位置します。山の上部は特別保護地区、山腹は特別地域です(Wikipedia「仙丈ヶ岳」)。

百名山のリストに6つも入っています。

山小屋のベンチに置かれたバーナーとクッカー。手前に紙コップに入ったコーヒーがある
仙丈小屋でコーヒーを淹れました

9時40分、仙丈小屋。ここで58分休みました。コーヒーを淹れて、のんびりしました。

下りは藪沢ルートで

木造の山小屋の入口。「馬ノ背ヒュッテ」と書かれた看板が掲げられ、登山者が出入りしている
馬ノ背ヒュッテ

11時6分、馬ノ背ヒュッテ

林の中にひっそりと建つ古い木造の小屋。壁は板張りで、周りは草に覆われている
薮沢小屋

11時35分、薮沢小屋

細い沢が斜面を流れ下り、太陽が斜めから差し込んでいる。周囲は草と岩
沢沿いの道を下ります

ここから沢沿いの道を下って、13時24分に北沢峠へ戻りました。

薮沢小屋から北沢峠まで、この区間だけで1時間49分かかっています。距離のわりに時間がかかる道でした。

初めての南アルプスで、これは贅沢でした

2日間とも雲ひとつない快晴。山頂から北アルプスと富士山。ライチョウ、オコジョ、カモシカ。

山荘の方に「こんな天気は珍しい」と言われたとおり、運が良すぎる2日間でした。初めての南アルプスでこれだと、基準が上がってしまいます。

大満足でした。

まとめ

  • 2019年10月10日、北沢峠から仙丈ヶ岳(3,033m)を周回。9.4km、7時間47分、のぼり1,133m
  • 前日10月9日に北沢峠こもれび山荘に入り、2日間とも雲ひとつない快晴でした
  • 北沢峠(2,032m)はマイカー規制で一般車両が通年通行禁止。南アルプス林道バス(季節運行)かタクシーで入ります
  • 仙丈ヶ岳は「南アルプスの女王」。小仙丈沢カール、藪沢カール、大仙丈沢カールの3つのカールを持ちます
  • 日本百名山、新日本百名山、花の百名山、新・花の百名山、山梨百名山、信州百名山に選定
  • ライチョウに会いました。国の特別天然記念物(大正12年指定)で、2000年代の推定生息数は2,000羽弱です
  • オコジョとニホンカモシカ(特別天然記念物)にも会いました

YAMAP記事はコチラ

仙丈ヶ岳・伊那荒倉岳-2019-10-10 / 山走男さんの仙丈ヶ岳・小仙丈ヶ岳の活動データ | YAMAP / ヤマップ

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