【長野】雪の鉢伏山で撤退|山頂まであと350m、そして重要文化財の階段工

2022年3月12日、松本市の鉢伏山(1,929m)を目指しました。

結論から書くと、この日は山頂に届きませんでした。雪と風で引き返しています。GPSの記録に残っている最高地点は1,581m。山頂まであと350mほどのところです。

ただ、この日は登山口の近くで思わぬ収穫がありました。国の重要文化財に指定されている砂防施設です。

目次

この日のデータ

目指した山鉢伏山(1,929m)/長野県松本市
日付2022年3月12日(土)
ルート連岳橋駐車場〜牛伏川沿い〜途中で引き返し
距離7.0km
のぼり/くだり698m / 695m
行動時間5時間20分(9:20〜14:41)
最高到達点1,581m(GPSの記録)
天気晴れ(雪あり)
同行者家族と
Download file: withmountain_20220312.gpx

YAMAPのコース定数は16で「ふつう」。標準タイムは4時間6分です。

牛伏川フランス式階段工

登山口へ向かう途中に、これがあります。

雪の残る牛伏川フランス式階段工
牛伏川の階段工。石を積んで作られた水路です

石を階段状に積んだ水路が、斜面をまっすぐ下っています。3月なのでまだ雪が残っていました。

牛伏川階段工の説明板
現地の説明板。1918年(大正7年)の完成です

現地の説明板に、こう書かれていました。

  • 1918年(大正7年)に完成した砂防施設
  • 延長141mの流路に19基の床固(段差)
  • 1段の高さは約1m、全体の落差は約23m
  • コンクリートを使わず、空石積みなど日本の伝統的な技術で作られている
  • 平成24年(2012年)7月9日に国の重要文化財に指定

100年以上前に、コンクリートなしで石を積んで作った水路が、いまも現役で機能している。それが評価されて重要文化財になったわけです。

牛伏川の渓流と砂防施設の見学コース案内マップ
見学コースの案内マップも立っています

見学コースの案内マップも整備されていて、階段工の周辺だけを歩くこともできます。山に登らなくても、ここを見に来る価値はあると思います。

雪の登山道

9時32分に連岳橋の駐車場を出発しました。

連岳橋駐車場
駐車場。路面にも雪が残っていました

3月中旬でしたが、標高が上がるにつれて雪の量が増えていきます。

登山道は雪に埋もれて、どこが道なのか分かりにくくなります。木に巻かれたテープを探しながら進みました。

そして、標高1,581m地点で引き返す判断をしました。山頂まではあと350mほど。距離にすればもう少しですが、雪と風の中を家族と一緒に登る状況ではありませんでした。

雪の上でカップラーメン

引き返す前に、雪の上でお湯を沸かして昼ごはんにしました。

雪山で食べるカップラーメン
雪の上で食べるカップラーメン

寒い日にこれをやると、格別にうまい。山頂に立てなくても、この時間があるだけで来た意味があります。

降りる途中、樹林が切れたところから松本平が見えました。

松本平と北アルプスの眺め
松本平の向こうに、雪をかぶった北アルプス

3月の北アルプスはまだ真っ白でした。山頂に届かなくても、この景色は見られます。

14時31分に牛伏寺砂防ダムの登山口へ。全体で5時間20分の行動でした。

1年後にリベンジしました

この日届かなかった鉢伏山には、2023年4月にもう一度行って登頂しています。

同じ牛伏寺から登って、そのときは山頂まで行けました。さらにその先の美ヶ原高原ロングトレイルまで足を伸ばしています。雪のない時期だと、これだけ違うのかという記録です。

冬に登れなかった山に、季節を変えてもう一度行く。山の楽しみ方のひとつだと思います。

まとめ

  • 3月中旬の鉢伏山は雪。この日は標高1,581mで引き返しました
  • 山頂は1,929mなので、あと350mほど足りませんでした
  • 登山道は雪に埋もれて分かりにくくなります。目印のテープが頼りです
  • 登山口の近くに牛伏川フランス式階段工があります
  • 1918年(大正7年)完成、延長141m、19基の床固、落差約23m
  • コンクリートを使わない空石積みの技術が評価され、2012年に国の重要文化財に指定
  • 階段工の見学コースだけを歩くこともできます

山頂に立てない日もあります。それでも見るものはありました。

YAMAP記事はコチラ

鉢伏山とリス🐿 / 山走男さんの鉢伏山・高ボッチ山・三峰山の活動データ | YAMAP / ヤマップ

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