2023年4月23日、北八ヶ岳の北横岳(きたよこだけ・2,480m)に登ってきました。
この日はその前日、4月22日に運行を開始した北八ヶ岳ロープウェイに初めて乗りました。山頂駅を降りたらそこが標高2,237mの坪庭。ボタンひとつでこの高さまで来られるのは、便利な時代になったものだと思います。
ただ、この日は軽アイゼンを忘れました。4月下旬の北八ヶ岳にはまだ雪が残っていて、それなりにスリリングな登山になっています。同じ時期に行く方は、この記事の装備の話だけでも読んでいってください。
コースデータ
| 山 | 北横岳(2,480m)・三ツ岳・雨池山/北八ヶ岳(長野県茅野市) |
| 日付 | 2023年4月23日(日) |
| ルート | ロープウェイ山頂駅〜北横岳〜三ツ岳〜雨池山〜縞枯山荘〜歩いて山麓駅へ下山 |
| 距離 | 10.1km |
| のぼり/くだり | 847m / 844m |
| 行動時間 | 3時間42分(11:58〜15:54) |
| 標高 | 1,761m〜2,474m(GPSの記録) |
| 天気 | 晴れ |
| 同行者 | ソロ |
YAMAPのコース定数は21で「ふつう」。標準タイムは5時間33分です。行きはロープウェイを使い、帰りは歩いて下りたので、のぼり847mという数字になっています。
北八ヶ岳ロープウェイと坪庭
スタートは北八ヶ岳ロープウェイの山麓駅です。

公式サイトによると、山麓駅が標高1,771m、山頂駅が2,237m。標高差466mを約7分で上がります。
| 大人 | 子ども(小学生) | |
|---|---|---|
| 往復 | 2,600円 | 1,300円 |
| 片道 | 1,400円 | 700円 |
料金は2026年8月時点のものです。運行時間は季節で変わるので、公式サイトで確認してください。
山頂駅を降りると、そこが坪庭です。

溶岩が作った台地に遊歩道が敷かれていて、1周30分から40分で歩けます。ロープウェイに乗るだけで、この高さの景色が手に入る。外国から来た方も多くて、観光地としての賑わいがありました。
コースタイム一覧
| 時刻 | 地点 |
|---|---|
| 11:58 | ロープウェイ山麓駅 |
| 12:07〜12:12 | ロープウェイ山頂駅(坪庭) |
| 12:44〜12:48 | 北横岳ヒュッテ |
| 12:52〜13:00 | 北横岳(南峰) |
| 13:00〜13:05 | 北横岳(北峰) |
| 13:15〜13:16 | 七ツ池 |
| 13:46〜14:13 | 三ツ岳(Ⅲ峰〜Ⅰ峰) |
| 14:31〜14:37 | 雨池山 |
| 14:45〜14:47 | 雨池峠 |
| 14:50〜14:51 | 縞枯山荘 |
| 15:00〜15:06 | ロープウェイ山頂駅 |
| 15:52 | 山麓駅(歩いて下山) |
山頂駅から北横岳まで40分。そこから三ツ岳、雨池山を回って山頂駅に戻るまでが約2時間。最後に歩いて下りて46分でした。
区間レポート
坪庭から北横岳へ
坪庭から北横岳へ向かう道に入ると、すぐに雪が出てきます。4月下旬とはいえ、標高2,200mを超えるエリアです。
36分で北横岳ヒュッテに到着。

てっきり売店があるものと思っていたら、宿泊専用の施設のようでした。ここのご飯がおいしいという評判なので、冬に泊まりで来てみたいと思っています。
そして、ヒュッテから山頂までの登りが、この日いちばんの難所でした。

斜面に雪が残っていて、それが踏み固められています。ここは軽アイゼンがあったほうがいいです。忘れた私が言うので間違いありません。
北横岳の山頂
12時52分、北横岳の南峰に到着。山頂駅から40分でした。

ここからの展望が素晴らしい。南八ヶ岳の峰々、北アルプス、中央アルプス。360度の大パノラマです。

南八ヶ岳の稜線を見ていたら、次は赤岳に行きたくなりました。北横岳は南峰と北峰があって、5分ほどで行き来できます。両方踏んでおくのがおすすめです。
下りる途中、ヒュッテのそばにある七ツ池にも寄りました。この時期はまだ雪と氷に覆われていて、池というより雪原でした。
三ツ岳は岩場のオンパレード
北横岳から三ツ岳へ向かいます。ここで道の性格が一変しました。

三ツ岳の周辺は岩場と鎖場のオンパレードです。大きな岩を手も使って越えていく区間が続きます。手袋は必須、ヘルメットもあったほうがいい。ここは坪庭を散策する感覚で入ってはいけない場所です。
しかもこの時期は、岩の下に雪が残っています。岩を越えたと思ったら雪の斜面、というのが怖かった。
三ツ岳はⅢ峰、Ⅱ峰、Ⅰ峰と3つのピークを順に越えていきます。13時46分から14時13分まで、27分かけて通過しました。
雨池山から縞枯山荘へ
14時31分、雨池山。ここは木々に囲まれていて展望がありません。名前があるので寄りましたが、景色を期待する場所ではないようです。
雨池峠まで下りて、そこから縞枯山に登るという選択肢もありました。ただ、この時点で時間と体力が切れていたので断念しています。

縞枯山荘は三角屋根の目立つ山小屋です。この日は寄ったときにはもう営業が終わっていましたが、軽食をやっている雰囲気でした。ここも泊まってみたい小屋のひとつです。
歩いて下山する
15時に山頂駅へ戻りました。ここでロープウェイに乗れば数分で下界です。
が、この日は歩いて下りることにしました。

標高差466mを46分かけて下りました。三ツ岳で体力を使ったあとのこの下りは、なかなか効きます。
ロープウェイのありがたさが身に沁みました。
総評と装備の話
| 坪庭〜北横岳 | 往復1時間半ほど。ただし4月は残雪あり、軽アイゼン推奨 |
| 三ツ岳周辺 | 岩場・鎖場が続きます。手袋必須、ヘルメット推奨 |
| 体力 | 10.1km・のぼり847m(歩いて下山した場合) |
| 展望 | 北横岳の山頂は360度。南八ヶ岳、北アルプス、中央アルプス |
| 山小屋 | 北横岳ヒュッテは宿泊専用。縞枯山荘は軽食あり |
この山は、目的によって性格がまったく変わります。
坪庭を散策するだけなら観光です。北横岳を往復するなら軽い登山。三ツ岳まで足を伸ばすと、装備が必要な本格的な山になります。同じロープウェイを降りた場所から始まるのに、この差は大きい。
4月下旬はまだ雪が残っています。軽アイゼンは持っていってください。私のように忘れると、山頂手前の急登で困ることになります。
下山後のお楽しみ

こけももソフトクリームで締めました。甘酸っぱくて、歩いたあとにちょうどいい。
なお、この写真を撮ったあとに落としました。
まとめ
- 北横岳は2,480m。北八ヶ岳ロープウェイで坪庭(2,237m)まで上がれます
- ロープウェイは大人往復2,600円、標高差466mを約7分(2026年8月時点)
- 坪庭から北横岳まで片道40分ほど
- この日は10.1km・のぼり847m・3時間42分(帰りは歩いて下山)
- 4月下旬はまだ残雪あり。山頂手前の急登は軽アイゼン推奨です
- 三ツ岳周辺は岩場と鎖場が続きます。手袋必須、ヘルメット推奨
- 北横岳ヒュッテは宿泊専用で売店はありません
- 北横岳の山頂は360度の展望。南八ヶ岳も北アルプスも見えます
次は南八ヶ岳の赤岳に行きたいと思っています。
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