【徳島】剣山と次郎笈|登りは歩き、下りはリフト。稜線が美しい西日本第2の高峰

2021年10月30日、徳島県の剣山(つるぎさん・1,955m)に登ってきました。四国の山です。家族と一緒でした。

剣山は日本百名山のひとつで、西日本では石鎚山に次ぐ2番目の高さです(徳島県公式サイト)。登山リフトがあるので百名山のなかでは登りやすい山として知られています。

この日は行きは歩いて、帰りはリフトという組み合わせにしました。隣の次郎笈(じろうぎゅう)まで足を伸ばしても、下山で脚を使い切らずに済みます。

目次

コースデータ

剣山(1,955m)・次郎笈(1,930m)/徳島県三好市・那賀町・美馬市
日付2021年10月30日(土)
ルート見ノ越から西島経由で剣山、次郎笈を往復し、大剣神社を通って下山(下りは西島からリフト)
距離7.5km
のぼり841m
行動時間5時間20分(7:25〜12:44)
コース定数20(ふつう)/標準タイム5時間1分
標高1,384m〜1,953m(GPSの記録)
天気晴れ 朝の気温1℃
同行者家族と
Download file: withmountain_20211030.gpx

見ノ越からスタート、朝は1℃

スタートは見ノ越の登山口。7時25分に歩き出しました。

剣山の登山口にある剣神社の鳥居と石段
見ノ越の剣神社。ここの石段から登山道が始まります

登山口には剣神社があります。鳥居をくぐって石段を登るところから登山道が始まる、という造りです。山そのものが信仰の対象だったことが、入口からわかります。

10月末の朝は冷えました。温度計は1℃。

剣山の登山口に設置された温度計。1℃を指している
朝の気温は1℃。10月末の四国でもこれくらい冷えます

四国の山だから暖かいだろう、という感覚だと足元をすくわれます。標高1,400mを超える場所なので、10月末には氷点下近くまで下がります。

実際、上のほうの木道には霜が降りていました。

剣山の木道に降りた霜
木道が白い。霜です

木道の板が真っ白になっていて、踏むとザクザク音がします。滑るので、ここは慎重に。

リフトを使うか、歩くか

剣山には「剣山観光登山リフト」があります。見ノ越から西島まで、延長830mを約15分で運んでくれます。料金は往復が大人2,300円・小人1,100円、片道が大人1,300円・小人650円です(阿波ナビ。金額は変わることがあるので、行く前に確認してください)。

行きは使いませんでした。見ノ越を7時25分に出て、西島に着いたのが8時02分。歩いて37分です。

帰りは乗りました。西島に12時20分に着いて、12時32分にリフトに乗り、12時44分に見ノ越です。

この使い分けは、けっこう良かったです。登りは体が元気なうちなので37分歩いても平気ですが、次郎笈まで往復したあとの下りは脚に来ています。そこをリフトに任せられるのは楽です。

片道1,300円で往復2,300円ですから、片道だけ乗るなら1,300円。値段の面でも無理がありません。

剣山の山頂は、山らしくない平原

西島から登り続けて、8時38分に頂上ヒュッテ。そのすぐ上に剣山本宮宝蔵石神社があります。

剣山本宮宝蔵石神社と背後の宝蔵石
剣山本宮宝蔵石神社。社殿の後ろに突き出ているのが宝蔵石です

社殿の後ろに大きな岩が乗っています。これが宝蔵石。

剣山という名前の由来には、いくつかの説があります。よく知られているのが、安徳天皇ゆかりの剣を山頂に納めて御神体にしたという説です。剣山円福寺の寺伝がもとになっています。もうひとつ、中腹の大剣神社にそびえる巨石「御塔石」の形が剣に見えるから、という説もあります(PEAKS)。

8時58分、剣山の山頂に到着しました。

剣山山頂の1955mの標識と木道、遠くに連なる山並み
剣山山頂 1,955m。周囲は木道で保護されています

剣山の山頂は、とがっていません。広くて平らな草原です。

「剣」という名前から想像するのとは、まったく違う場所でした。地面は一面の笹に覆われていて、その上に木道が渡してあります。植生を守るためです。

360度、さえぎるものがありません。四国の山並みが幾重にも重なって見えます。

次郎笈への稜線が、この山のハイライト

剣山だけで帰ってしまうのは、もったいないと思います。

剣山から次郎笈へ続く笹に覆われた稜線
剣山から見た次郎笈への稜線。この道を歩きます

この写真の道です。笹に覆われた尾根が、まっすぐ次郎笈へ向かって伸びています。木が生えていないので、歩いている自分の位置も、これから行く先も、全部見えます。

剣山の山頂を9時12分に出発。いったんジロウギュウ峠まで下って、登り返します。次郎笈に着いたのが9時55分。片道43分でした。

次郎笈の山頂標識 標高1930m
次郎笈の山頂。標高1,930m

次郎笈は1,930m。剣山より25m低いだけです(YAMAPの山情報)。

剣山と次郎笈は、兄と弟のような関係で名前がついたと言われます。剣山の別名が「太郎笈」です。

ここで1時間以上とまりました。9時55分から11時05分まで、70分。お昼ごはんです。

次郎笈の山頂で食べた白い具材のスープ
白いしめじ、白いトッポギ、白い餃子、白い鳥しおスープ

白いしめじに、白いトッポギ、白い餃子、白い鳥しおスープ。中身が全部白でした。狙ってそうしたわけではなく、後から気づいたパターンです。

朝1℃だった日ですから、温かいものが体に染みます。

次郎笈の山頂からは、さっきまでいた剣山が正面に見えます。剣山からは次郎笈が、次郎笈からは剣山が見える。行って帰るだけで、両方の姿を眺められます。

下山路の大剣神社と、名水百選の御神水

11時05分に次郎笈を出発。ジロウギュウ峠を通って、12時03分に大剣神社に着きました。

大剣神社の社殿と背後にそびえる御塔石
大剣神社。後ろにそびえる岩が御塔石です

社殿の背後に、ぎざぎざした巨大な岩が立っています。これが御塔石(おとういわ)で、大剣神社の御神体です。さっき書いた、山名の由来という説がある岩でもあります。

写真だと大きさが伝わりにくいのですが、社殿と比べてもらうとわかると思います。かなりの高さがあります。

この大剣神社の下に「剣山御神水」が湧いています。環境省の名水百選に選ばれている水です(環境省 名水百選)。大剣神社の背後から西へ90mほど下ったところにあります。

この水は飲めます。登山道の途中に名水百選がある山というのはそう多くないので、寄る価値があります。

リフトから見た紅葉

12時20分に西島。ここからリフトで見ノ越へ下ります。

剣山観光登山リフトの索道沿いに広がる赤い紅葉
リフトの上から。10月末が見ごろでした

リフトに座って眺める紅葉が、この日いちばんきれいでした。真っ赤な木が空に映えています。歩いていたら足元を見ているので、こうは見えません。

山頂付近はすでに葉が落ちていて、色づいているのは標高が下がったこのあたりだけ。10月末の剣山は、紅葉の前線がちょうどリフトの高さまで降りてきている時期でした。空中散歩、という感じでした。

12時44分に見ノ越へ下山。

下りてきたら、駐車場が満車になっていました。朝は空いていたのに。剣山は人気の山です。ゆっくり登りたいなら早出をおすすめします。

まとめ

  • 剣山は徳島県の1,955mの山。日本百名山で、西日本では石鎚山に次ぐ2番目の高さです
  • この日は7.5km・のぼり841m・5時間20分。行きは歩き、帰りはリフトを使いました
  • 見ノ越から西島まで、歩きで37分。リフトなら約15分(片道大人1,300円・往復2,300円)
  • 10月末の朝は1℃。木道に霜が降りていました
  • 山頂は笹に覆われた広い平原。木道が渡してあります
  • 次郎笈(1,930m)までの稜線がこの山のハイライト。片道43分です
  • 下山路の大剣神社には御神体の巨石「御塔石(おとういわ)」と、名水百選の「剣山御神水」があります
  • 紅葉はリフトの上から見るのがいちばんきれいでした
  • 下山時には駐車場が満車。早出が安心です

登りは自分の脚で、下りはリフトで。次郎笈まで歩いても、この組み合わせなら余裕をもって回れます。四国に行く機会があるなら、ぜひ。

YAMAP記事はコチラ

四国の名峰 剣山へ / 山走男さんの剣山・次郎笈の活動データ | YAMAP / ヤマップ

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