【岐阜】2020年の初日の出を北アルプスで見た話(西穂山荘・後編)

2020年1月1日、北アルプスの西穂山荘で初日の出を見ました。

前日まで吹雪いていたのが嘘のように晴れました。支配人の話では、山荘から初日の出が拝めたのは4年ぶりだったそうです。

この記事は後編です。前日(12月31日)の年越しの話は前編に書いています。

目次

先に、いちばん大事なことを書きます

この日、僕は夏用の登山靴にチェーンアイゼンという装備で丸山まで上がりました。

これは良くない判断でした。森林限界を越えた先は爆風で、あの装備で行くところではありませんでした。無事に帰れたのは運が良かっただけです。

冬の北アルプスでは、冬靴、12本爪アイゼン、ピッケル、しっかりした防寒装備をそろえてから行ってください。この記事の写真を見て行きたくなった方は、装備だけは絶対に僕の真似をしないでください。

コースデータ

丸山(西穂丸山・2,452m)
場所岐阜県高山市〜長野県松本市(北アルプス・穂高連峰)
日付2020年1月1日(水・元日)
ルート西穂山荘〜丸山(往復)〜西穂山荘〜西穂高口駅〜(新穂高ロープウェイ)〜新穂高温泉
距離1.9km(YAMAPの記録は山荘から下山分のみ
のぼり/くだり55m/282m
行動時間1時間17分(9:22〜10:40/休憩29分)
コース定数2(やさしい)
天気晴れのち雪
人数2〜5人
装備タグアイゼン/ストック/ピッケル
Download file: withmountain_20200101.gpx

注意:このGPXは西穂山荘から西穂高口駅へ下りるぶんしか入っていません。朝の初日の出と丸山の往復は、記録を開始する前の時間帯です。

6時30分、外に出たら晴れていました

夜明け前の雪の斜面。空の下側がオレンジに染まり、上に行くほど濃い青になっている。手前にテントが並ぶ
6時30分ごろ。空のグラデーションがきれいでした

6時30分ごろ起きて、外に出ました。

晴れていました。昨日あれだけ吹雪いていたのが嘘のようです。

空はうっすら明るくなりはじめていて、オレンジと、まだ残っている夜の暗さのグラデーションがきれいでした。

雪に埋もれた山小屋の屋根越しに、オレンジ色に染まった空と山の稜線が見えている。左に電波塔のようなポールが立つ
小屋の向こうが明るくなってきました
霧氷に覆われた木々の向こうに、朝日を浴びてピンク色に染まった雪山の稜線が見えている
モルゲンロート。高い山から染まっていきます

そして、これです。

高い山から順に朝日を浴びて、ピンク色に染まっていきます。モルゲンロートです。下からだんだんと明るくなるのではなく、上から色が下りてくる。

幸せでした。

濃いオレンジに染まった空と、シルエットになった雪の木々、遠くの山並み
空が一番濃い時間です
山の稜線から太陽が顔を出した瞬間。雪原と霧氷の木々がオレンジの光を受けている
2020年の初日の出

太陽が出てきた瞬間、まわりから声が上がりました。

2020年は良いことがある、という謎の自信が湧きました。

あけましておめでとうございます。

標高2,367mでおせちが出ます

山小屋のテーブルに並んだ朝食。黒い重箱におせち料理が詰められ、焼き鮭、ごはん、味噌汁、小鉢が添えられている
朝ごはんがおせちでした

朝ごはんがおせちでした。

標高2,367mの山小屋で、重箱に詰まったおせちが出てきます。おいしい。

食事のときに支配人からお話があって、山荘から初日の出が拝めたのは4年ぶりだったと聞きました。運が良かったようです。

丸山まで上がりました(装備は反省しています)

雪原に立つ木の標柱。「丸山」と縦書きされている。奥に雪の稜線と雲海が広がる
丸山、2,452m

晴れに晴れたので、小屋で知り合った方々と丸山までご一緒しました。写真も撮っていただきました。ありがとうございました。

丸山(西穂丸山)は標高2,452m。長野県松本市と岐阜県高山市の境にある穂高連峰の一座で、直下に西穂山荘があります。西穂山荘から先、大岩の道を進むと森林限界になり、ケルンのある丸山は緩やかに開けた山頂です。山頂からは西穂高岳に連なる無数のピークをはじめ、笠ヶ岳や霞沢岳などのパノラマが広がります(YAMAP「西穂丸山」)。

真っ青な空の下に伸びる雪の稜線。手前の雪面に足跡が続き、奥にとがったピークが連なる
丸山から先。この日は行きませんでした

青空と、雪と、稜線。綺麗すぎました。

ただ、ここは爆風でした。防寒装備とピッケルはしっかり用意してください。繰り返しますが、僕のように夏靴にチェーンアイゼンでは行かないでください。

ちなみに、山荘の支配人はゴム長靴で登っていました。あれは別格です。

風で削られた雪の斜面。枯れ木が1本突き出し、背後に大きな雪山と雲がかかっている
風で雪の表面が削れています
雪をまとった岩峰の連なりと、その下に広がる白い雲海
雲海の上に出ていました

次はちゃんと装備をそろえて、もっと上まで行きたいです。

下りたら、また吹雪いていました

9時22分、西穂山荘を出発。10時12分、西穂高口駅。

ロープウェイ乗り場まで下りると、嘘のように吹雪いてきました。山の天気は気まぐれです。あの数時間だけ晴れていたことになります。

新穂高温泉の建物。「日帰り入浴」「飛騨牛コロッケ」ののぼりが立ち、前に車が停まっている
下界に戻ってきました

下界に戻ってきました。

出会った方々、ありがとうございました。また山で年越ししたいです。

まとめ

  • 2020年1月1日、西穂山荘(2,367m)で初日の出。支配人によると山荘から拝めたのは4年ぶり
  • モルゲンロートは高い山から順にピンクに染まっていきます
  • 朝ごはんはおせち。標高2,367mです
  • 晴れたので丸山(2,452m)まで往復。西穂高岳に連なるピーク、笠ヶ岳、霞沢岳が見えます
  • 丸山は森林限界の先で、この日は爆風でした
  • 僕の装備は夏靴+チェーンアイゼンでした。これは良くない判断です。冬靴・12本爪アイゼン・ピッケル・防寒装備をそろえてから行ってください
  • 下りたらまた吹雪いていました。晴れていたのは数時間だけです

YAMAP記事はコチラ

槍ヶ岳・穂高岳・上高地-2020-01-01 / 山走男さんの活動データ | YAMAP / ヤマップ

よかったらシェアしてね!
  • URLをコピーしました!
  • URLをコピーしました!

コメント

コメントする

目次