2020年10月24日、高槻から嵐山まで走ってきました。
いつもは山ばかりですが、この日はロード。イベントごとや雨が続いて外に出られていなかったので、秋晴れの土曜日に思い切って距離を稼ぐことにしました。
結果、21km走って、コロッケとパンを食べ、最後は温泉と焼肉。消費より摂取のほうが多かった気がします。
コースデータ
| エリア | 大阪府高槻市〜島本町〜京都府大山崎町〜長岡京市〜向日市〜京都市(嵐山) |
| 日付 | 2020年10月24日(土) |
| ルート | 高槻〜島本駅〜山崎(サントリー山崎蒸溜所)〜西山天王山駅〜長岡天満宮〜向日丘陵の竹林〜桂川沿い〜渡月橋 |
| 距離 | 21.6km |
| のぼり/くだり | 212m/195m |
| 行動時間 | 4時間27分(10:19〜14:46/うち休憩45分) |
| コース定数 | 20(ふつう)/標準タイム7時間6分 |
| 標高 | 9m〜89m(GPSの記録) |
| 天気 | 晴れ |
| 種別 | ランニング(ロード) |
スタートして30分でコロッケ

10時19分、高槻をスタート。
走り出して30分ちょっと、10時52分にはもうコンビニの前で立ち止まっていました。セブンのコロッケです。
山を走っていると、こういう寄り道はできません。補給食は自分で背負ってきたものだけ。街中ランはここが違います。コンビニもパン屋もある。当たり前のことなんですが、山に慣れているとありがたみが違います。
ちなみにこの日撮った写真13枚のうち、3枚が食べ物でした。走りに来たのか食べに来たのか。
島本駅と、いつもの若山

11時ちょうど、島本駅。
駅の向こうに見える山を見て、「これ、いつもの若山かな?」と思いながら走っていました。若山は島本町から高槻にかけての山で、何度か登っています。
この島本駅、開業は2008年3月15日と新しい駅です。段々になった屋根は島本の山並みをイメージしたもので、駅前には国指定史跡の桜井駅跡があります(大阪ミュージアム)。
サントリー山崎蒸溜所の前を通る

11時18分、山崎蒸溜所の前を通過。
ここは日本初のモルトウイスキー蒸溜所で、建設に着手したのは1923年(大正12年)。住所は大阪府島本町山崎です。この一帯はウイスキーづくりに向いた地下水が豊富で、その水は「離宮の水」として名水百選に選ばれています(島本町ホームページ)。
走っている最中なので、当然ながら試飲はできません。門の前を通り過ぎるだけ。今度はちゃんと電車で来ようと思いました。

11時28分、坂の途中で振り返ったら、この空でした。
雲が同じ高さでずらっと並んでいて、定規で引いたみたいでした。この日一番の景色は、山でも川でもなく空だったかもしれません。
山崎のパン屋、パヴェナチュール

11時36分、坂の上でパン屋さんを見つけました。
Boulangerie Pave nature(パヴェナチュール)さん。黄色い壁に木の看板、テラス席まであって、走っていて目に入ったら止まらないほうが難しい。
場所は京都府大山崎町大山崎白味才51。JR山崎駅から徒歩13分、阪急大山崎駅から徒歩14分の丘の上です。営業は7時30分〜18時、火曜と水曜が定休。天然酵母のパンで、自家農園の果物や野菜も使っているそうです(ことぱん)。
※営業時間などは2026年9月時点の情報です。

買ったのは手作りのお惣菜パン。生ハムときゅうりとトマト。11時47分、外で立ったまま食べました。
走った直後のパンは、なぜあんなにおいしいんでしょうか。
長岡天満宮で足を止める

12時13分に阪急の西山天王山駅を通過して、12時30分、長岡天満宮に着きました。
西山天王山駅は2013年12月21日にできた新しい駅で、大山崎駅と長岡天神駅のあいだにあります。駅の真上を高速道路が通っていて、ランプ橋の上に高速バス停があるという珍しいつくりです(マイナビニュース)。
長岡天満宮は菅原道真公を祀る神社。「長岡天神」の通称のほうが通りがいいかもしれません。道真公が大宰府へ左遷される際に「我が魂長くこの地にとどまるべし」と言い残したことが創建のきっかけとされています。今の社殿は昭和16年に京都の平安神宮の社殿を拝領して移築したもので、本殿は平成23年に京都府の有形文化財に指定されました(長岡天満宮 公式サイト)。
この日は10月下旬の土曜日。境内には七五三の家族連れが来ていて、写真を撮っていました。走ってきた自分だけが場違いに汗をかいていました。
思いがけず、竹林の道へ

13時23分。長岡京から北へ進んでいくと、竹垣にはさまれた道に出ました。
両側が竹林で、足元は舗装路。日が差し込んで、走っていて気持ちのいい道でした。予定していたわけではなく、たまたま入った道です。
GPSの記録を見ると、この時間帯は向日市の向日丘陵のあたりを走っています。ここには「竹の径(たけのみち)」という約1,800mの散策路があり、竹穂垣や物集女垣など8種類の竹垣が並んでいます。平成12年度から景観保全と観光のために整備されたものだそうです(向日市ホームページ)。
写真の道が竹の径そのものかどうかは、記録からは断定できませんでした。ただ、あの竹垣の並びを見るかぎり、かなり近い場所だとは思います。

14時36分、嵐山の手前でコスモス。
ピンクとオレンジが青空の下でよく目立っていました。走っていると花はたいてい流れていくのですが、ここは足を止めました。
渡月橋にゴール

14時46分、渡月橋に到着。21.6km、4時間27分でした。
河原にはたくさんの人がいました。2020年の10月といえば、その年の春からの自粛ムードがようやく緩んできた頃です。人の多さを見て、活気が戻ってきたなと感じました。
渡月橋は桂川に架かる橋で、名前の由来は亀山上皇が橋の上を渡っていく月を見て「くまなき月の渡るに似る」と言ったことから。最初に橋が架けられたのは承和年間(834〜848年)で、今の橋は昭和9年(1934年)6月に完成したものです(京都観光Navi)。
ゴールしてすぐ、橋のたもとの「京都嵐山温泉 湯浴み処 風風の湯」へ。阪急嵐山駅から徒歩1分の日帰り温泉です(るるぶ&more.)。走ったあとの温泉は、これ以上ないくらい効きます。
帰って焼肉

温泉から電車で高槻に戻り、17時、焼肉。
炭火焼肉 岩崎塾さんです。ビールと肉。21km走ったあとなので、遠慮はしませんでした。
コロッケ、パン、温泉、ビール、焼肉。走った分をきっちり取り返して、たぶん少し上回りました。それでもいい一日だったと思います。
街中ランのいいところ
山ばかり走っていると忘れがちですが、ロードにはロードの良さがありました。
まず、補給に困りません。コンビニもパン屋も自販機もある。水を1.5リットル背負う必要がない。荷物が軽いぶん、距離が伸びます。
それから、途中でやめられます。この日のルートはJR京都線と阪急京都線にほぼ沿っていて、島本、大山崎、西山天王山、長岡天神と駅が続きます。しんどくなったら乗って帰ればいい。この安心感は山にはないものです。
のぼりは212mだけ。標高もいちばん低いところで9m、高いところで89mでした。山の感覚だとほぼ平坦です。そのぶん、ずっと足を止めずに動き続けることになるので、脚には違う疲れが残りました。
まとめ
- 高槻から嵐山・渡月橋まで、街中を21.6km。のぼり212m、4時間27分(休憩45分込み)
- コース定数20の「ふつう」。標高は9m〜89mで、山と比べればほぼ平坦です
- ルートはJR京都線・阪急京都線にほぼ沿っていて、途中に駅がたくさんあります。リタイアしやすいのが街中ランの利点
- 島本駅は2008年開業。駅前に国指定史跡の桜井駅跡があります
- サントリー山崎蒸溜所は1923年着工の日本初のモルトウイスキー蒸溜所。所在地は大阪府島本町
- 山崎のパン屋「パヴェナチュール」で惣菜パンを購入。丘の上のいい店でした
- 長岡天満宮の社殿は、昭和16年に平安神宮から移築されたもの
- 向日丘陵には「竹の径」という約1.8kmの竹林の散策路があります
- ゴールの渡月橋のあと、風風の湯で汗を流して電車で帰宅
山を走るのとは疲れ方も楽しみ方も違いました。たまにはこういう日もいいものです。
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