翌週に控えた安曇野ハーフマラソンに備えて、体力作りに近所の里山を走ってきました。光城山から長峰山への縦走で10.5km、のぼり580m、2時間1分。雨上がりのぬかるみでしたが、涼しい風の中を気持ちよく走れました。途中で初めて通る道に入ったら、水田跡やら将棋の駒の石碑やら、妙なものにいくつも出会いました。
コースデータ
| 日付 | 2025年5月25日(日) 日帰り |
| ルート | 光城山登山口 → 光城山 → 古峯神社 →(初めての道)→ 蝶の森 → 長峰山 → 雲龍寺 → 光城山登山口 |
| 距離 | 10.5km |
| 累積標高 | のぼり580m / くだり582m |
| 行動時間 | 2時間1分(14:33〜16:33) |
| コース定数 | 17(ふつう・標準タイム4時間46分で算出) |
| 天気 | 曇り(雨上がり) |
| メンバー | ソロ |
午後2時半スタートという、山としてはかなり遅い出発です。標高が低くて登山口まで車で行けるので、こういう組み方ができるのが里山のありがたいところ。
この山について
光城山(ひかるじょうやま)は912m、長峰山(ながみねやま)は933m。安曇野の市街地を挟んで、北アルプスと向かい合うように並んでいる里山です。
春は「登り龍」で有名です
この2つの山を全国的に知らせているのは桜です。約1,500本が植えられていて、麓から山頂へ向かって順に咲き上がっていく。それが龍が天に昇るように見えることから「登り龍」と呼ばれています。
見頃は例年4月中旬。この日は5月末なので、桜はとっくに終わって緑の季節でした。それはそれで、人が少なくて走りやすい。
安曇野の人にとっての「ちょっと登る山」
登山口から光城山の山頂まで約1時間、そこから長峰山まで約50分。トレーニングにも、散歩にも、花見にも使える距離です。
今回のように「来週レースだから体を動かしておくか」という目的にはちょうどよくて、往復すれば10km前後、のぼりも600m弱が稼げます。北アルプスまで行く時間がない日の受け皿として、安曇野に住んでいるとかなり世話になる山です。
アクセス・駐車場
光城山の登山口には広い駐車場があって、バイオトイレも設置されています。
| 最寄りIC | 長野道 安曇野IC |
| 駐車場 | 光城山登山口(広い駐車場あり) |
| トイレ | あり(バイオトイレ) |
| 注意 | 桜の時期(4月中旬)は大混雑します |
長峰山のほうは山頂直下まで車道が通じていて、山頂駐車場があります。展望台だけを目的にするなら、車で上がってしまうこともできます。
コースタイム一覧
| 時刻 | 地点 |
|---|---|
| 14:33 | 光城山登山口駐車場 出発 |
| 14:56 | 光城山(912m) |
| 14:57 | 古峯神社 |
| 15:26 | 蝶の森 東屋 |
| 15:29 | 長峰山(933m)・展望台 |
| 16:05 | 雲龍寺 |
| 16:33 | 光城山登山口駐車場 着 |
登山口から光城山まで23分。標準タイムだと1時間ほどの区間です。走ればこのくらいですが、歩くなら表の倍は見ておいてください。
区間レポート
光城山:山頂に神社があります
雨上がりのぬかるみを踏みながら、23分で山頂へ。

山頂には古峯神社(こみねじんじゃ)が建っています。かつて狼煙台があった場所で、火の神が祀られているとのこと。「光城山」という名前も、この山にあった城に由来します。
山頂の三角点は社殿の裏手にあります。標識のあるところが最高点だと思い込んでいると見落とすので、探してみてください。
初めての道へ:水田跡が出てきた
ここからが今回の収穫でした。いつもと違う道に入ってみたら、思わぬものがいくつも出てきます。

光城山から長峰山へは、稜線づたいに道が続いています。今回はそのうち、まだ通ったことのないルートを選びました。道幅が細いところがあるので、走るなら足元に注意です。

途中で「水田跡」という解説板に出会いました。ここがかつて、安曇野でいちばん標高の高い水田だったそうです。
今は完全に山の中で、言われなければ田んぼの跡だとは気づきません。この高さまで水を引いて米を作っていた人がいたということです。走りながら通り過ぎるはずだった場所で、思わず立ち止まりました。

長峰山の手前には短いながら急な登りがあります。木の根が張り出していて、雨上がりだと滑りやすい。ここだけは歩いたほうが早いかもしれません。
長峰山:展望台からの安曇野

15時29分に長峰山。ここは360度が開けた展望台で、晴れていれば正面に北アルプスが並びます。この日は雲の中。残念ですが、こればかりは仕方ありません。

南を向けば松本平です。曇りでもこれだけ見えるので、晴れた日の眺めは相当なものだと思います。サンセットポイントとしても知られていて、夕方に車で上がってくる人もいます。
周辺は「蝶の森」として整備されていて、生態系の保全も行われているそうです。案内板が出ているので、時間があれば読んでみてください。
謎の石碑がたくさんある場所
前から気になっていた場所に、ようやく寄れました。

将棋の駒でした。しかも「玉」。
玉将の駒が石に彫られているのを見た瞬間、頭に浮かんだのは餃子です。同じ形のマークを、われわれは全国のロードサイドで見慣れています。山の中で急に空腹になりました。

周りを見回すと、似たような石碑がいくつも並んでいます。浅い池のような窪地があって、その周囲に点々と。何のための場所なのかは分かりませんでした。
由来を書いた看板も見当たらず、ただ静かな空間があるだけ。里山にはこういう説明のつかない場所がときどきあります。分からないまま通り過ぎるのも、悪くないと思っています。
雲龍寺へ下って、駐車場まで戻る

下りは急な区間があって、16時05分に雲龍寺へ。山道から急に立派なお寺の境内に出てくるので、少し驚きます。
ここからは車道を走って駐車場へ戻ります。16時33分に到着。ちょうど2時間の周回でした。
総評
| 項目 | 評価 |
|---|---|
| 道 | よく整備されている。稜線には細い区間と短い急登あり。雨上がりはぬかるむ |
| 景色 | 長峰山の展望台から360度。晴れれば北アルプスが正面。途中は樹林で展望なし |
| 補給 | 売店なし。駐車場にトイレはあるが自販機は当てにしない |
| アクセス | 安曇野ICから。登山口に広い駐車場とバイオトイレ。長峰山は山頂近くまで車道あり |
| 注意点 | 桜の時期は大混雑/午後発なら日没時刻に注意/雨上がりの滑りやすさ |
まとめ
体力作りのつもりで走った2時間でしたが、初めての道を選んだおかげで、思いのほか収穫のある日になりました。水田跡と将棋の駒。どちらも近所の山にあるとは思っていなかったものです。
こんな人におすすめ
- 安曇野・松本に住んでいる人:北アルプスに行く時間がない日の受け皿になります
- レース前の調整をしたい人:10km・のぼり600m弱が2時間で稼げます
- 山歩きを始めたばかりの人:登山口まで車で入れて、危険箇所もありません
- 桜の時期に来られる人:4月中旬の「登り龍」は一度見る価値があります
次は晴れた日に、長峰山の展望台から北アルプスを見たいと思います。
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当日の軌跡と写真22枚は、YAMAPの活動日記にまとめています。
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